今も泣いている 悪が恋しくて

心も軀も重い。
沈んでいる。

言葉が溢れている。
誰に見せるわけでもないのに何を期待してインターネットなどに書き込むのだろうと思う。
犬死の言葉ばかり。
言葉には意味があるのに言葉にすることに意味がないこともある。

自分の為の記録だからと割り切ろうとしても割り切れない小数点以下の劣情は増える。
心を振る度に増える。

美しい文章や正しい言葉でありたいとは思わないしある必要もないとは思っているけど、もっと丁寧に慎重に書くべきだとは思う。
それこそそれは誰の為にでもなく自分の為に。

半透明の幽霊を幾重にも重ねていったら輪郭も色彩もいつかはきっとはっきりするだろう。
そこに実体や実存が生まれるかも知れない。
言葉もそういうものなのかも。
言葉も幽霊も発見されるのを待っている。
それまで見せかけの言葉を何度も何度も置いていく。

世界に言葉として書き込まれ、言葉に夢見られてるのが私たち。
私は私たちからたちを断ち切ってひとつの乾涸びた個であろう。

雪がちらついている。
風が冷たい。
コーヒーは黒い。
息は白い。

心に放火をする。
燃え上がれ。
一瞬、
君の甘い骨の味を思い出す。

知らない誰か、
知らない私の、
言葉を
読んでくれて
ありがとう。

 

[漫画]『女の園の星』3巻 和山やま

特に書きたいことはない。ずっとこのクオリティで面白いのすごい。録音機能のあるイルカがロッカーに入れられて筆箱を落とした音を再生して「ガシャーン」って言ってるコマめちゃくちゃ好き。

 

[漫画]『税金で買った本』5巻 原作:ずいの 漫画:系山冏

図書館のというのもあるけど今回は割と社会人として或いは人としてどうなの? っていう人種を扱った話がなかなか辛辣で良かった。