悲しかった出来事を消し去るように

クリスマスが今年もやって来ます。
気が付けばもう12月で。

日々のこととか瞬間的なことはTwitterで呟いてるから日常の記録としては特に書くこともない。
昨日は病院に行った。

クリスマスが好きなので12月は素敵な季節だけど繁忙期でもあるから体調には気をつけたい。

今年も大切な人たちにメリークリスマスと宣えると良いな。

2022年も残り一ヶ月を切りました。
ここまで来たら頑張って良い年を迎えてやりましょうよ!

とは言え記録してない本や音楽が多くて途方に暮れている。

 

[本]『赤虫村の怪談』大島清昭

題名だけで図書館で借りた私が悪いのだけれど帯さえちゃんと付いてたら借りなかった。「H・P・ラヴクラフト×不可能犯罪!」と書かれたので。それがどんな形式や様式であれクトゥルフってどこまで行っても全てクトゥルフになっちゃうんですよね。だから最初からクトゥルフを読むぞって思って読まないと「あー、なんだ、そうか、クトゥルフなのか」って思ってそれ自体がネタバレを目にしちゃったくらいのテンションまで下がっちゃうんですよね。これ難しくてクトゥルフが悪いんじゃないんです、私もクトゥルフ好きだし、ただ何となくホラーとかミステリーとかを読みたいと思った時に不意撃ちでクトゥルフだとね、何か違うんですよね、この温度差を上手く言語化できないんだけど、大豆肉を食べるぞって思って食べるのと肉を食べるぞって思って注文して出て来たのが大豆肉だったらそれは別物じゃないですか、そういう感じです。ミステリーとしては及第点で成立してるとは思うのです、思うのですけど、ですけど……。やっぱクトゥルフだと不可能犯罪とかね、どうでも良くなっちゃうんですよね、味付けの問題だけじゃなく、素材の問題でもあるので。それにクトゥルフの予備知識があること前提なのは叙述トリックより厄介だなって思います。つまらないと言ってるわけではなくアンフェアだとも思ってないけど小説や物語とのスタンスやディスタンスの差なのです。