夢もひたすら死を待って

全ての具合が悪い。
具が大きいスープみたいにじっくりことこと煮詰まってみても良くはならない何もかも。
夢を見てる間だけ人は花なのかも知れない。
秘すれば花、死すれば夢。

 

[音楽]『Cast in Oil the Dressed Wrought』Fell Ruin

6曲入りミニアルバム。曲数こそミニアルバムだけどボリューム的には結構なボリューム。ちょっと展開や転調が激しいし、ドラムの手数が多いのにBPMが速いんだか遅いんだか分からなくなる瞬間もあるにはあるが陰鬱ドリーミーなドゥーミー・ブラック・メタルサウンドを叩きつけてくれます。体調が良い時に聞きましょう。
カラーヴァイナルの展開は無いみたいだけどカセットテープのデザインワークが良い。


[音楽]『Masters of Morbidity』200 Stab Wounds

クリーヴランドで取れた重機。重低音な割にヘヴィーグルービーで意外とノレる感じのリフにタイトにウネるリズム。首を振らずに腰を振れと言いたいところだけどダンスビートでなくファンクネスでもなくデスメタルなのでやっぱりヘドバンなんだよな基本。終盤マキシマム ザ ホルモンにちょっとだけ似てるところがある。
レーベルと契約しての第一弾配信(だと思うので)アナログ展開は今の所なし。

 

[本]『水中考古学 地球最後のフロンティア』佐々木ランディ

デザインが良くて気になって手に取ったけど面白かった。現実的なロマンがあって、でも夢ばかり見ていられない現実さがあって、それでもロマンティストな夢がある、でも、現実は夢ばかり語ってはいられないみたいな不思議な距離感が歴史の中にあって凄く興味深い分野だった。