僕ら 生き場の無い血呑み子

花だけ食べて軀を花で満たしたい。
青いインクを血に混ぜてゆく。
部屋は知らない人の顔をして私を拒絶した。

ツイッターをやっていても思うけど日記の日記の部分とか他人の生活なんか他人に何の関係もないし興味もないだろうと思う。

言葉にしか出来ないこともあるだろうけど言葉では出来ないこともあって、そっちの方が多いのに私は言葉で伝えることしか出来ない。
天国は地獄でも出来るのに地獄は地獄でしか出来ないんだよ。

誰かいつか私の幽霊を拾って部屋で水をやって育ててください。

 

[本]『ユリイカ2022年9月号』特集=Jホラーの現在 ―伝播する映画の恐怖―

興味深いことも幾つかあって言いたいことも幾つもあるけど率直なところではJホラーに取り憑かれてるんじゃねーよ、Jホラー、Jホラー、うるせぇーとしか思えなくなった。インターネットやゲームにまで言及したのは良いと思うけど私はホラーや恐怖に原理や哲学とか何かアカデミックなものを何一つ求めてないので知らんがなと思う。言語化することに意味があるんだけど言語化できない感覚こそが肝だと思ってるから、もう既にJホラーとかいう形骸化されたJホラーの幽霊めいたものを皆が視たと言い張ったり錯覚して視たいものを視たいようにしか観れなくなってて、書き割りのその先を誰もが夢見てるけど行き止まりは行き止まりだよ。もうJホラーってたぶん映画というメディアやプラットホームでは限界なんじゃないかな。表現や演出的なことじゃなくてもっと根源的に。高橋洋のインタビューは相変わらず面白かったのと横山茂雄高橋洋の映画を「スポ根」と評してて目から鱗だった。あと今まで特に何も思ってなかったけど鶴田法男のことがめちゃくちゃ嫌いになったのと小中理論を持ち出したがるのはその言葉を知ってる一部の人間だけでそこまで浸透してないとは思うよってことくらいかな。

 

[音楽]『The Burden of Existence』Implore

The Burden of Existence

The Burden of Existence

  • Church Road Records
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プログレシッブなことじゃなくて転調というか一曲の中でペースチェンジやテンポチェンジする目紛しいような息苦しいような印象の楽曲が目白押し。褒め言葉に聞こえないかも知れないけど汚い。ワイルドというよりダーティーという感じの力が漲っている。
アナログ盤はサブスク加入するとスプラッター柄のが手に入るっぽいけど一般にはピンクだけな感じだけど良いピンク色のカラーヴァイナルなので見て。

 

[音楽]『Magno Interitus』Cabal

Magno Interitus

Magno Interitus

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1にパワー、2にパワー、3、4もパワー、5にパワフルといくらいゴリッゴリに激しいパワーに満ちている。硬く激しい拳で重い一発というより手当たり次第連打連打殴打連打な感じ。
アナログはスプラッターが二種(だと思う)。

[音楽]『The Hell We Create』Fit For A King

THE HELL WE CREATE

THE HELL WE CREATE

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ジャケットワークが良いよね。エモーショナルとドラマティックならドラマティックな方に重きのあるメロディーラインが綺麗。とは言え激しさもあるので綺麗という言葉が当て嵌まるかは私の感覚だから微妙だけど日本人の琴線に触れやすい美しさや荘厳さがあると思う。
アナログは全11種あるっぽいけど探せなかった。コレクター魂に火が着くよね。

(カラーヴァイナル紹介ブログみたいになってきたな……)