永久なんて噂を信じてみたって腹の足しにもなんないね独創性

日記としてはあまり書くことはない。
毎日を書くということは書こうと思えば書ける気もするけれどそれはあくまでも書こうと思えば出来るのであって書こうとは思えない。
なので書きたいときに書けることだけを書く。

記録としては三日連休の初日ってことくらい。
基本療養してる私に休日はあまり関係ないのだけれど周りが休んでるという言い訳のおかげで焦らずに済む。
周りが動いてるのに普通のことが普通に当然のことを当然に出来ない自分はとにかく焦る。酷い焦燥感と罪悪感と無力感に襲われる。
それが少しだけ安らぐので世間の休みは有難い。
カレンダー通りのシフトやサイクルじゃない人だって勿論たくさんいるのは分かっているし、そういう人たちはお疲れ様ですとは思う。
あくまでカレンダーを見てる私の心の安寧の話です。

兄が立川にあるPLAY! MUSEUMでの「エルマーとぼうけん」展に行ったらしく昨日はそのお土産を置いていってくれたので今日はコーヒーを飲みながらそれを食べた。
柑橘ピールみたいなやつ。パッケージは可愛いし美味しかった。
図録も見せてもらったけど可愛かった。

感覚的なことを感覚的に書いてしまうので他人に伝わらないということがよくある。
伝わらなくても良いと思ってるわけじゃないけど自分用の記録としては、こう思った、こう考えたよりも、こう感じたをパッケージした方が読み返したときに感覚を思い出せるからで、でもこの記録方式は内容をさっぱり思い出せないというリスクもある。
それでも感覚的に書いた方が自分には分かりやすいし自分らしい文章になる。
それも踏まえて以下に書くOGRE YOU ASSHOLEの感想をお読みください。

 

[音楽]『家の外』OGRE YOU ASSHOLE

家の外

家の外

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とても良い。そしてちょっとだけ怖い。このちょっとだけ怖いが絶妙。ちょっとだけ怖い音像がほんのり怖い気分を連れてくる。いつも見ていた家が不意に、これは家ではない、人間が住む場所ではないと思えてくるような怖さがこびりついているのだ。違和感と言い換えても良いかも知れない。奥行きが長いけど良く見たら描き割りだったのに描き割りを合わせ鏡で無限増殖するように行けども行けども描き割りの果てが奥にぐんにゃりぐんにゃり伸びて終わらないみたいな奇妙な事態が発生して途方にくれる。見知っていたはずのものや自分が思い込んでいた世界がまるで知らない顔する、そういう得体の知れない怖さが薄ぼんやりとした明るさとして胸に広がってしまう。そして怖いのはこれが薄ぼんやりとした暗がりではなく薄ぼんやりとした明るさなところである。あぁ、怖い。でも、心地よい。