誰からも聞いてないことをここでどこまでも言ってたい

たぶん年内のブログはこれで最後です。
読んでる方はありがとうございました。
読んでない方もありがとうございました。
シニカルな意味じゃなくシアトリカルなポーズでもなく。

30分くらいかけて愚痴愚痴と愚痴を書いていたけど
年末に何かね、と思って全部消した。
疑問に思う人や行動とかはあるけど
揶揄したり腐したい訳ではない。

皆さんはのんびり年末ムードですか、
それとも未だ年末進行の真っ最中ですか?
私は作業的なことはほぼほぼ納まったので
雑事に追われてはいるものの気持ち的にはのんびりしてる。
暇だけど忙しい、忙しいけど暇みたいな感じです。

贈りたい人に贈る用の誕生日プレゼントを買った。
あとは手紙を作ったり荷造りしたりなんだけど
微妙に間に合わないんじゃないかと心配してる。
間に合うように頑張る。
喜んでもらえるかは分からないけどお祝いはしたいので。

お祝いと言えば本当にもう直ぐ新しい年ですね。
夏くらいに死のうとして失敗したのが嘘というか夢のようです。
嘘の夢か夢の嘘だったのかもしれません。

それは分かりませんがこのブログはプロ失格したけど
来年も続けるつもりではありますので
もし宜しければ今後ともご贔屓に。

では、良いお年を!

 

[本]『カモフラージュ』松井玲奈

正直に言って松井玲奈さんのことはよく知らない。一般的な知識くらいはあるとは思う元SKE 48の人でアニメとかサブカル色の少し強い人みたいな印象。全く知らないという程ではなくかと言って熱心なファンでもないという冷静と情熱の間で偏見も生まれない程度の認識だったとお考えください。それでも端正で綺麗な文章に魅了された。その上で毒だ。すごく不思議なヒーリングに満ちている。サイコでもホラーでもないのに読後感に致死量には足りないけど皮膚や舌先を焼くような痺れる毒がある。神経系のようでいて意外と小さな外傷を残すタイプの毒。心的外傷とはよく言ったもので心に低温火傷を負わせるようなひりひりした感じで、似てるとか言う訳でもないのに鳥居みゆき『夜にはずっと深い夜を』を読んだ時のような気分になった。狂気が描かれている訳でもないのにこの感触は結構エグいと思う。日常で人はなかなか狂わないけど日常的に人はちょっとずつ壊れていてそして微妙に形を失わない程度で回復してゆく。人を愛したり、愛することに見切りをつけたり。そうやって生きていったりするのでしょう、人は。とても気になる作家なので他の作品も読んでみたい。表紙も綺麗で好い。