今の2人が選ばなかった宇宙達の中

はてなブログのプロを更新しないので4日後から広告が表示されるようになります。
日記なんかアマチュアのままでいいんです。

以前はとても見栄えの良い文章を書くことが良いことのように思えていて穂村弘言う所のレートの高い言葉を選んで書く傾向にあったけど今は余りそういうのに興味がない。
名詞のイメージとして美しさが伴う単語を繋げることが文章のポテンシャルではない。
それは哲学用語やカタカナを用いるのもそう。

伝わらないけどカッコいい衒学的なものとかブッキッシュなものって暴言的に言えば中二病のソレと対して変わらないんだよね。
必殺技を叫ぶようなもので、なんか思わせぶりにそれっぽいことを言ってる(ような気がする)程度のことで。

そんなのヴィジュアル系の歌詞だけでいいんだよ。
それはとても好きだから。
エロゲが使う哲学、精神、宗教、科学(SF)の範疇から出らんない感じがする。
赤い糸とアリアドネの糸が混線してる糸電話。
その先に相手なんか居やしないのにね。
それがインターネットってものでしょう。

言葉を隠すなら言葉の中に。
さあ、言葉で出来た森に粗悪でアルコール純度だけ異様に高い密造酒をかけて燃やす時間だ。
青く燃える森を此処から眺めようよ。

世間的に何かクリスマスムードの濃度が足りなくて淋しい。
もっともっとクリスマスを!
あっという間に巨大な大晦日に飲まれるぞ。

 

[漫画]『アトワイトゲーム』1巻 新川直司

今の所まだ何とも。つまらない訳ではないけどファンタジーに割とありがちな設定を遵守してる感じが強い印象。でも流石というかありがちとか定番だと思ってもそれでつまらないから読まないとか感じないし飽きずに読ませてしまう。

 

[漫画]『戦隊大失格』8巻 春場ねぎ

アニメ化が決まってちょっと話題になった時に特撮マウント人間たちが「特撮愛がない」みたいな揶揄してたけど、そんな瑣末なことどうでもいいくらい漫画として面白いよ。 グリーンキーパーの正体が分かる巻。

 

[漫画]『シャングリラ・フロンティア』11巻  原作:硬梨菜 漫画:不二涼介

新キャラも増え新章突入。相変わらず絵というかアクションの濃度が高い。物語やクエストがもたついてもスピード感で見せてしまう力技。

愛されることを知らない まっすぐな犬になりたい

「どうせ」という言葉自体に思うことは何もない。
良い意味も悪い意味もそれ自体にはないから。
ただ自分が使うときに「どうせ」に含ませてしまう言い訳が良くない。
諦観はまだ良い、でも、言い訳がましいのはいただけない。
どうせ誰も読んでないし、どうせ自分の為に記録してるだけだし……etc.
手を抜くのを正当化する為だけに前置きで言い訳をして「どうせ」と使ってしまう。
そのことを反省する。

今、ハン・ガン『そっと 静かに』を静かにゆっくり読み進めていて、丁寧に書くということを改めて思い知っている。
書く日数が極端に減ったとしても丁寧に綴ることを目標にしたい。
書くことがないとしてもなるべく記録することの方を優先していたけど丁寧に書くことを優先して時間的なことでは無く気持ち的なことで書けないときは書かないで良いのだと思う。
それこそ誰も読んでないのだから、自分の為に。

昨日は作業が早めに終わったので某忘年会のようなことをした。
ルパン三世カリオストロの城で怪我から目覚めたルパンが食べてる時みたいに食べ盛りに食べてやると意気込んだら友人が「腕白な」と言ったので、ちょっとくすがったいような気持ちになりつつ嬉しくもなって語感の可愛さで小さく口の中で「わんぱく」と呟いた。
定食屋的な洋食屋に行って注文をして出て来たものは腕白の度を超える量だったので食べ切れなくて友人に食べてもらった。
私の腕白はすぐ死ぬ。
働き盛りの男どもで繁盛する店の普通サイズは侮れない。
私は残さず食べるを信条としてるので瞳を閉じて反省するに至る。

反省してばかりの半生。

思い出が思い出に変わる前の、現在を永遠で薄く引き伸ばしたような瞬間がある。
甘酸っぱいんじゃなくて甘いような酸っぱいようなどちらでもあってどちらでもないような味がマーブル状に広がってるようなそんな感じの。
それは現実でも虚構でも幻想でもない。
夢の血を飲み干すような甘美の。
雨が雪に変わるような跳躍なんだけど、もっと、雪が桜になるような超越にまで至っていて切なく胸がとても苦しくなった。
これは、NewJeans「Ditto」のMVを観て思ったこと。


www.youtube.com


www.youtube.com

こういう気持ちを、こういう感覚を信じて、忘れずに生きていきたい。生きききりたい。「き」が多くてもいいじゃない、ね、私。

 

[本]『Ladies and』平岡直子

Ladies and

Ladies and

Amazon

読み終えたのは大分前なんだけど良過ぎて何度も反芻して噛み締める度に良過ぎてでもその良さを全く言語化できる気がしないまま現在に至って、それで、言語化するのは諦めた。川柳とは言葉と言葉を瞬間接着剤でくっ付けてその瞬間で主語を圧死させてしまう魔術なんじゃないかと思った。錬金術のように言葉を対価に何かを生み出すシステムじゃなくて等価じゃないものが生み出されてしまう言葉と言葉を掛け合わせて世界を作るのとは違い言葉と言葉を掛け合わせたら空間が出来てしまうような感じなのかもしれない。よくわからん、いい意味で。言葉に寄って言葉に酔って言葉に縁って言葉だけが在る。その目 誰の目。

コーヒーゼリー誕生石を聞いたのに

木漏れ日のようね手首をねじりあげ

夜型の髪へ獅子座の匂い降る

金色に泣かないで知らない女の子

食べおえてわたしに踏切が増える

すぐ来て、と水道水を呼んでいる

湖に点滴をして青い針

心ではいつも砂糖を舐めている

大雨がくすぐったくて蝶が死ぬ

 

今も泣いている 悪が恋しくて

心も軀も重い。
沈んでいる。

言葉が溢れている。
誰に見せるわけでもないのに何を期待してインターネットなどに書き込むのだろうと思う。
犬死の言葉ばかり。
言葉には意味があるのに言葉にすることに意味がないこともある。

自分の為の記録だからと割り切ろうとしても割り切れない小数点以下の劣情は増える。
心を振る度に増える。

美しい文章や正しい言葉でありたいとは思わないしある必要もないとは思っているけど、もっと丁寧に慎重に書くべきだとは思う。
それこそそれは誰の為にでもなく自分の為に。

半透明の幽霊を幾重にも重ねていったら輪郭も色彩もいつかはきっとはっきりするだろう。
そこに実体や実存が生まれるかも知れない。
言葉もそういうものなのかも。
言葉も幽霊も発見されるのを待っている。
それまで見せかけの言葉を何度も何度も置いていく。

世界に言葉として書き込まれ、言葉に夢見られてるのが私たち。
私は私たちからたちを断ち切ってひとつの乾涸びた個であろう。

雪がちらついている。
風が冷たい。
コーヒーは黒い。
息は白い。

心に放火をする。
燃え上がれ。
一瞬、
君の甘い骨の味を思い出す。

知らない誰か、
知らない私の、
言葉を
読んでくれて
ありがとう。

 

[漫画]『女の園の星』3巻 和山やま

特に書きたいことはない。ずっとこのクオリティで面白いのすごい。録音機能のあるイルカがロッカーに入れられて筆箱を落とした音を再生して「ガシャーン」って言ってるコマめちゃくちゃ好き。

 

[漫画]『税金で買った本』5巻 原作:ずいの 漫画:系山冏

図書館のというのもあるけど今回は割と社会人として或いは人としてどうなの? っていう人種を扱った話がなかなか辛辣で良かった。

死に損ねた心はもう生き損ねたの

小忙しい。
これを乗り切れば今年はもうお仕舞いみたいな山場も無くだらだらと中途半端な忙しさが続いてる。

メモや記録に残ってるもので今年を振り返って2022年という輪郭を思い出している。
今年だからと言う特別な輪郭がなくてなんだか悲しくなった。
美しくない。

もう本格的な冬なので部屋に炬燵を作った。
もう出たくない。

年末年始に読む用の本を何冊か借りた。

外は風が強い。

お身体にはお気をつけて。

 

[漫画]『君は放課後インソムニア』10巻 オジロマコト

どう言えばいいだろう。惰性というと言葉が悪いけどもうそういう感覚で読んでる。今まで読んで来たものの慣性の法則というか余韻のような感じ。つまらないとかそういうことでは無くてブログを読んでるような感覚に近いのかも。人の生活に盛り上がりとかドラマティックは期待しないけど何と無く覗いてしまうみたいなの。付き合い始めてまあ良い感じなんじゃないですかね。

 

[漫画]『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』1、2巻 原作:佐伯さん 漫画:柴田わん

ラノベの方は読んでいない。悪くないとは思う。読み進めてみないとわからないけど「駄目人間にされていた」とタイトルでなってるけど炊事も部屋の片付けもロクにできなかった人間が真っ当な生活を送れてるので寧ろ改善されてるように思えるけどこれから先に駄目人間にされていくのだろうか。ロボトミー手術をされたり洗脳されたりとかで思考のできない人間になっていくような展開が。

 

[漫画]『俺は知らないうちに学校一の美少女を口説いていたらしい』1、2巻 原作:午前の緑茶 漫画:あたる

例えば相手がヴィジュアル系だったとかギャル的ヤマンバメイクだったとかで日常とかけ離れたメイクをしてるとかならまだ分かるし或いは擦れ違ったとかそんなに深く関わらないけど見掛けて気になる程度ならまだギリ分からんでもないけど眼鏡と髪型くらいで学校でもバイト先でも割と深く関わる人間が同一人物だと気付けないなんてことがあるのだろうか? 先に『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』を読んだのもあるけど学校一の美少女の設定が似過ぎてたり主人公と美少女の目が合って微笑まれて勘違いした男子たちが沸き立つとか美人だから妬まれて陰口を言われてそれを聞いた主人公が憤るとかテンプレなのは分かるけど幾ら何でも設定も状況も違うのにここまで展開が似ることってある?というくらい似てるので「なろう系」とか転生ものもテンプレで笑われるようにこの手のものも似たようなテンプレスパイラルで揶揄されるようなジャンルになりそうで心配。私はまだ読んだことないけどネットで話題になってる『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』も同一人物だと気付かない系のラブコメらしいので少なくともガンガンって大丈夫なんだろうか? って思う。

あなたの声はきっと誰の心にも届かないさ

年末らしく年末の準備をしている。

ずっと何か気掛かりな事があって、でも、その気掛かりな事がずっと分からなくて気持ちが悪い。

図書カードの期限が切れてるから図書館に行かないといけないのだけれど図書館に行ってる余裕がない。

 

[本]『その意図は見えなくて』藤つかさ

アマゾンの評価が軒並み高いんだけどその高い理由がサクラなんじゃないかと思わせるレベルで普通でしかなかった。見せないからこそ印象に残るものや見えないからこそ盛り上がるものもこの世にはあるけどこの作品の場合は主人公の友達をしっかり描かないことには割と成立しない機微と葛藤で成り立ってるのにそれを空洞にしてるせいで何を諦め何に期待してるのか、それこそ題名のように意図が見えない。しかも大人も子供も子供じみて性格が悪いのにオトナなふりをしてるから全部のことが本当に他人事すぎて「知らんがな」としか思えなかった。探偵(役)を貶めることがミステリー的な事から外れてて面白いって思ってんなら悪辣を履き違えるなって思うし、これは殆ど八つ当たりに近い感覚なのかも知れないけど私は湊かなえを面白いと思ったことがないから、「ああ、まあ、なんかそうね。湊かなえが褒めそうね。」と悪い意味で腑に落ちた。イヤさの方向性が徹底的に決定的に合わないのだ。ただ単純に、ただ単純に、ただそれだけのこと。

白い部屋に住んでいたから いつからか夢を忘れていった

書くことがない。
いや、もしかしたら書くことはあるのかも知れない。
でも、それが書きたいことかは分からない。

分からないのものを分からないままにするのも悪くはない。

基本的に掃除が好きなので年末だからと言って大掃除しなきゃならないほど汚れてる場所もない。
私はクリスマスとか大晦日が大好きだけど12月もいつもと変わらず通常運転です。

ライトに述べる。

 

[本]『みるならなるみ/シラナイカナコ』泉サリ

うーん、悪い意味の方で漫画みたい。年齢のことを言いたくはないけど17歳というのを鑑みるとたぶん読み易いし端正な文章だとは思う。思うけど、けど……。私の感覚だから私以外には通用しないけど私はこう言うのを太田出版の漫画或いはコミティアで売られてる売れたいエモーション全ベットの同人誌って揶揄する感覚で言うことがあるんだけど、まさにその感じ。太田出版の漫画を揶揄したり売れたいエモーションの同人誌をバカにしてるわけではないのでその辺は勘違いして欲しくないんだけど読後感や気分的な話(多少はテーマ性も含むかな)。それでバンド、SNS新興宗教、承認欲求なんて薄汚れた大人でもテーマにできる手垢まみれの題材を特に17歳という年齢だから切り取れる感性や切り口で切り取ったり味付けしたりしてる感じでもなく本当に薄汚れた大人が手垢まみれにするやり方だったのが残念に思う。全く理解できない感性で全く理解できない衝動で薄汚れた大人なんかに目もくれず置き去りにして駆け抜けて欲しかった。大人になんか届かなくていい、狭い世界のアイデンティティで構わないから17歳を見せつけて欲しかった。それはたぶん無い物ねだりではないはずだ。この年齢、この瞬間にしかないものって確実に存在するから。まあでも私には見る目がないからあっという間に綿矢りさのような怪物になる可能性もあるとは思う、本人がそれを目指してるかは知らんけど。

 

[本]『心が折れた夜のプレイリスト』竹宮ゆゆこ

こういうのをエモいっていうのだろうか。私はもうラノベが読めないのかも知れない。恋愛の代わりにモラトリアムそのものを対象にしたモラトリアム攻略シミュレーションゲームみたいな感じ。それで本筋に関わらない軽口のテキスト部分だけを抜き出したような感触でずっと続いていくけどそれが本筋というのに付いていけなかった。書き割りの世界の行き止まりを合わせ鏡で無限に水増ししたような世界は空疎で薄気味悪いだけで楽しくない。少なくとも私には。だって書き割りの世界の行き止まりを合わせ鏡で無限に水増ししても結局のところ行き止まりは行き止まりでしかないのだから。物語内では一応の攻略は見せるけど人生の攻略サイトなんてないのだよ。

十一月葬

このところ書いてるものは十一月に聞いたり読んだりしたものが殆どなので今は十一月の冷たくなった死体を電子レンジで温めて綺麗に丁寧に葬ってる感じです。
綺麗で丁寧かは実際には分からないけど気持ちとしてはそういう気持ち。

ツイッターでもブログでも他のSNSでも何でもいいのだけれど、いいねを送り合うみたいな文化や交流が基本的に余り理解できないので、こちらがいいねをしない或いはいいねをしなくなると相手もしないみたいのがよく分からない。
ロビー活動みたいなお返しを期待しないで欲しい。
アピられても困る。
いいものはいい、いいと思わないものは思わない、シンプルでいいね。

そういう感じでやっていきたい。
私は敵はいないけど味方もいないと思ってるので。

ハッシュタグ的なのも冒頭にカテゴライズしてあるから必要ないかな。
読む人や目にした人に親切な設計は大事だけど親切と優しさは違うんだよ。

そりゃあ皆んな離れていくでしょうと思うけどこれが本来の私だから。
そして、本来と本当も別のことなのです。

以下は毎週配信されてるから書き忘れて溜まってしまったチェンソーマン主題歌の記録をするけど感想ではないのであしからず。

 

[音楽]『錠剤』TOOBO

退屈凌ぎばっか人生は死ぬまで終わんない

 

[音楽]『インザバックルーム』syudou

キツめの酒を狐の酒だと錯聴してた。たまに渋谷すばるの声に聞こえる幻聴もしていた。

こっちは生まれたその日から言葉と刃なら研いである

 

[音楽]『大脳的なランデブー』Kanaria

なら3回廻って転がる犬だけロンリー

 

[音楽]『ちゅ、多様性。』ano

げろチューとべろチューの歌。

マジで狂えるくらいの鬱々しさが美しいでしょ

 

[音楽]『first death』TK from 凛として時雨

first deathは君に捧ぐから